2021/04/15(木)FreeBSD13.0 を PINE64 にインストール

FreeBSD13.0がリリースされた。
2021年4月13日(協定世界時)
FreeBSDの最新版となる「FreeBSD 13.0-RELEASE」が公開
x86_64(amd64)版、x86版(i386)、aarch64版(GENERIC、RPI 3/4、PINE64、PINE64-LTS、PINEBOOK、ROCK64、ROCKPRO64)、armv6 RPI-B版、armv7版、powerpc64版、powerpc64le版、powerpcspe版、powerpc版、riscv64版が提供
[(access failed) https://news.mynavi.jp/article/20210414-1870960/]
PINE64に入れていた OpenBSD を FreeBSD に変えてみた。

次のサイトから FreeBSD-13.0-RELEASE-arm64-aarch64-PINE64.img.xz をダウンロード。
Download ( https://download.freebsd.org/ftp/releases/ISO-IMAGES/13.0/ )

ディスクイメージは3GBあったのでそれより大きいマイクロSDを用意し、Linux上でマイクロSDに書き込んだ。
# unxz FreeBSD-13.0-RELEASE-arm64-aarch64-PINE64.img.xz
# dd if=./FreeBSD-13.0-RELEASE-arm64-aarch64-PINE64.img of=/dev/sdb bs=10M status=progress

マイクロSDをPINE64に差し込みキーボード、LANケーブル、HDMIをつないだ後、電源をつないで起動。

画面には文字が流れた後、画面が消えて「信号が来ていない」という表示。
この状態で FreeBSD が立ち上がっているので ssh で接続。
DHCPで割り振られたIPアドレスを調べてログイン。
デフォルトで存在しているユーザとパスワードは次の2つ。
  • root / root
  • freebsd / freebsd
ユーザ名 freebsd でログインし su コマンドで管理者となる。

以下、簡単な初期設定。

ユーザ追加。
# adduser
タイムゾーンを東京に設定。
# cp /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtime
ホスト名の変更。
# vi /etc/rc.conf
hostname="generic" を書き換える。

pkg コマンドの初期化。
# pkg upgrade -f


画面が映らないことについて

以前の OpenBSD や FreeBSD もディスプレイに映らない状況であったのでドライバの問題かと思っていたが、
画面に流れるログが login: の手前ぐらいまで表示されるので色々調べたら
HDMIに出力する方法を見つけた。
So I googled a bit and found a hint, tried it - I put line

hw.regulator.disable_unused=0

into /boot/loader.conf file and it works.
freebsd-arm - Pine64+ HDMI output note
loader.conf の最後に 1行追加して再起動すると無事に画面が表示された。
単に設定されていないだけなのか、何らかの事情がありこの設定になっているのかは不明。

ヘッドレスで使う予定なので画面が映る必要はないが、
インストール時、画面が突然映らなくなったのでファイルが壊れたのかと思い、
電源を切って再起動すると本当に立ち上がらなくなり、
インストールし直すことが何回かあったので注意が必要。

2021/03/12(金)FreeBSDに日本語入力できるようにする

Virtualbox上にFreeBSDをインストールし、xfceをインストールした。
OS: FreeBSD 12.2-RELEASE-p4 amd64
xfce: 4.16

xfceが立ち上がると英語表示になっている。
この段階では日本語が利用できないので設定を行う。

日本語環境にするためには環境変数を設定する。
~/.xsession に環境変数を設定しておく。
% cat .xsession
export LANG=ja_JP.UTF-8
Xのフォントが汚いので日本語フォントを導入。
ここではipaフォントを利用した。
# pkg install ja-font-ipa ja-font-ipaex
日本語変換システム fcitx-mozc 導入。
# pkg install ja-fcitx-mozc zh-fcitx-configtool
~/.xsession を次のように設定しておく。
% cat .xsession
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=xim
export XMODIFIERS=@im=fcitx
/usr/local/bin/mozc start
fcitx -r -d
最終的に ~/.xsession は次のようになる。
% cat ~/.xsession
export LANG=ja_JP.UTF-8

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=xim
export XMODIFIERS=@im=fcitx
/usr/local/bin/mozc start
fcitx -r -d

. /usr/local/etc/xdg/xfce4/xinitrc
この状態で再起動をすると日本語環境で起動する。

2019/11/15(金)FreeBSD kde5 日本語環境

日本語環境を作ってみる。

文字コードを ja_JP.UTF-8 に設定

取り敢えず文字コードを設定した。
次のような.xsessionファイルを作りGUIを再起動すると表示される。
$ cat .xsession
export LANG="ja_JP.UTF-8"

フォントをインストール

メニューなどが日本語で表示されるが、明朝体なのか見づらい。
IPAフォントをインストールした。
# pkg install ja-font-ipa


タスクバー

KDE5には画面下にパネルが設置してある。
パネルとはWindowsでいうところのタスクバーみたいなものである。
画面下が見ずらいので上部に移動させた。
パネルを右クリックし設定を選び、スクリーンエッジをドラッグすれば移動できる。
画面左に移動させると左側に、画面右に移動させると右側に設置される。

2019/11/15(金)nvidiaのドライバの扱いについて

次の記事の続きです。

nvidiaのドライバが動いていない
https://hesy.dyndns.dk/053


ドライバ

FreeBSDにはnvidiaのドライバは3つ用意されている。
$ pkg search nvidia-driver
nvidia-driver-390.87_3         NVidia graphics card binary drivers for hardware OpenGL rendering
nvidia-driver-304-304.137_4    NVidia graphics card binary drivers for hardware OpenGL rendering
nvidia-driver-340-340.107_4    NVidia graphics card binary drivers for hardware OpenGL rendering
こちらの環境は GeForce7050PV/nForce630a なので nvidia-driver-304 をインストールした。

次のサイトにも書いてあるが、どうやら明示的にnvidiaドライバを指定しないといけないようだ。

FreeBSDにGTX960を搭載
https://xn--v1tz8a.jp/2015/11/23/freebsd%E3%81%ABgtx960%E3%82%92%E6%90%AD%E8%BC%89/


ドライバの指定

第5章 X Window System - FreeBSDハンドブック
https://www.freebsd.org/doc/ja_JP.eucJP/books/handbook/x11.html

FreeBSDハンドブックにあるように直接指定をすればいいようなので次のファイルを準備した。
$ cat /usr/local/etc/X11/xorg.conf.d/driver-nvidia.conf
  Section "Device"
    Identifier "Card0"
    Driver "nvidia"
  EndSection
又はnvidia-xconfigコマンドをrootで実行すると /etc/X11/xorg.conf が生成される。
# pkg install nvidia-xconfig
# nvidia-xconfig

ところが映らない

ドライバの設定を行い再起動後ディスプレイマネージャがユーザ名やパスワードを要求してくる。
これを入力した後黒い画面のまま映らない。
ディスプレイマネージャが表示されるのでxfceだけが起動していないような感じ。
しかし、nvidiaのドライバを指定しなければ立ち上がるので原因がよくわからない。


結果

xfceをやめてkde5をインストールした。
手順は FreeBSDハンドブック に従った。
gnome3もインストールしてみたが、同様の状況だった。
原因ははっきりしていない。

インストールする前に pkg info でインストールされているパッケージを全てdeleteしてからkde5をインストールし、
nvidia-xconfigコマンドで設定ファイルを生成した。
ディスプレイマネージャはSDDMをインストールした。
おおまかな流れは次の通り。
# pkg install kde5
# pkg install sddm

# echo "proc            /proc           procfs  rw      0       0" >> /etc/fstab
# echo 'dbus_enable="YES"' >> /etc/rc.conf
# echo 'hald_enable="YES"' >> /etc/rc.conf

# nvidia-xconfig

# reboot
それでも、再起動後のログインで画面が真っ黒になる。
なぜかチラチラ映ったりするので、マウスを操作したら画面が映った。
まるでディスプレイのスリープがかかっていたようにも見えたが、
マウスカーソルはずっと映っていたのでちょっとよくわからない。

ひょっとしたらチップが壊れているかモニタが壊れているかもしれないが、
取り敢えず映ったので良しとしよう。

2019/11/13(水)パッケージ管理システム

OpenBSDのパッケージ管理システムは次のようなコマンドが用意されている。
  • pkg_add
  • pkg_delete
  • pkg_info
  • pkg_check
パッケージをダウンロードしてくるサーバが /etc/installurl に設定されている必要がある。
$ cat /etc/installurl   
https://ftp.riken.jp/pub/OpenBSD

インストール

# pkg_add パッケージ名

アップグレード

# pkg_add -u

削除

# pkg_delete パッケージ名

パッケージ検索

$ pkg_info -Q パッケージ名

インストール済みパッケージ一覧

$ pkg_info

手動でインストールしたパッケージ一覧

$ pkg_info -m

インストール済みパッケージの整合性確認

$ pkg_check
OK キャンセル 確認 その他