2018/08/26(日)シングルボードコンピュータへのOpenBSDのインストール
使用したボードは
PINE A64+ 1GB
を用いた。
マイクロSDは2GBを使った。
まず、PINE A64+と操作するコンピュータをシリアル接続する。
今回は秋月電子で次のケーブルを入手した。
FTDI USB・シリアル変換ケーブル(3.3V)[TTL-232R-3V3]
このケーブルのピン配置は次のようになっている。
黒:GND
茶:CTS
赤:VCC(5V最大75mA出力)
橙:TXD
黄:RXD
緑:RTS
PINE A64のピンの配置は次のページを参照。
GPIOs geographical layout
http://synfare.com/599N105E/hwdocs/pine64/gpiosgeo.html
UART Serial ports
http://synfare.com/599N105E/hwdocs/pine64/uartserial.html
今回はPINEA64 の Exp の X7,X8,X9 を使った。
シリアル接続は取り敢えず3本接続すれば繋がる。
GND同士をつなぎ、TXとRXを繋ぐ。次の様な感じ。
PINE A64 | シリアル変換ケーブル |
X7 UART0_TX | 黄:UART_RXD |
X8 UART0_RX | 橙:UART_TXD |
X9 GND | 黒:GND |
次にOpenBSDのサイトからファイルを落とす。
https://www.openbsd.org/faq/faq4.html
minirootXX.fs の arm64 からファイルをダウンロードした。
今回使ったファイルは miniroot63.fs 。
UNIX系OSならddコマンドでマイクロSDに書き込む。
書き込み先が/dev/sdbの場合、例えばこんな感じで。
sudo dd if=./miniroot63.fs of=/dev/sdb bs=1M
書き込みが済めば、マイクロSDをPINE A64+に挿す。
PINE A64+にシリアルケーブルを接続し、PC(Win10)のUSBに接続する。
PCにはシリアル接続のためのソフトを起動しておく。
もしもソフトがないなら、次のページを参考にする。
マイクロテクニカ製品サポートFAQ
http://www.microtechnica.tv/faq/faq.cgi?kate=Maeni&faq=4
今回はSerialCommunicatorを使った。
ポートを適切に設定し、ボーレートを115200に設定、connectをしておく。
comポートはUSBを指した後に新しく認識したポートを設定すればいい。
ここまで準備できれば、PINE A64+の電源を入れる。
起動の画面がPC側のシリアル接続のソフトに表示される。
ここからOpenBSDのインストール画面になるので、
通常通りインストールすればよい。
どうやらHDMIからの映像出力は今できないみたい。