2019/07/25(木)日本におけるテレビの役割について

吉本お家騒動があった。
そもそも闇営業で反社会勢力からお金を受け取ったことを週刊誌がすっぱ抜いたことから始まる。
大まかな時系列は次のようになっている。

6/6 FRIDAYが反社会勢力との闇営業を報道(ギャラについては触れず)
6/21 FRIDAYが反社会勢力との闇営業を報道(ギャラ 宮迫100万 亮50万)
7/20 雨上がり宮迫、ロンブー亮 の二人が自前で会見を行う
7/22 吉本興業 岡本社長 が会見を行う

テレビではこの影響でかなり編集を行い出演していない風に放送していた。
ロンドンハーツやアメトーークはスポンサーがたくさん降りたらしい。

ただ、この話はTV業界や芸能界の話であり、ニュースとして報道で扱う内容ではない。
7/22の夕方はまだ会見中であったのだが、その時NHK以外のチャンネルでこの会見を扱っていた。

この事がTVが見たいものを見せているだけであり、娯楽として視聴率を集めている事が垣間見える。


TVでもこの吉本問題での盛り上がりがおかしいと思っている人もいるようで、7/24のあさチャン(TBS)で夏目三久アナが語ったことでも話題になった。
この吉本の問題をめぐっては・・・先週からお伝えしてきましたが、同時に参議院選挙が行われていて、参議院選挙の投票率が過去2番目に低かったということもありました。きょう新たにわかったのが、18歳、19歳の投票率が・・・31%あまり。これ、前回の参院選より14ポイントも低いということで、これ、由由しき事態だと思うんですよね。日本の未来を背負う子どもたちが政治に、関心を、失っているというの、これ、・・・、おおいに私たちの報道の仕方に、問題があると思っていますし、私も、このあと、スタッフとしっかり話していきたいと思っています。・・・
”吉本問題”を見て自分を振り返る 夏目三久が語ったテレビ報道のこと(水島宏明) - 個人 - Yahoo!ニュース
しかし、報道のあり方が選挙の投票率に影響しているかもしれないと考えていることが傲慢でないかと思う。
そもそも普通選挙で棄権する権利も有しているから投票しない人はすべて政治に興味ないと言う判断はおかしい。

7/23に韓国日本総領事館内で不法に6人がデモ活動を行ったことで逮捕者が出て、すぐに釈放された。
このニュースも吉本の件よりも小さい扱いでもっとしっかり報道するべきという声も上がっている。

報道は伝えるべきことを見極め、それを正しく伝えることが必要だと思うがTVにはその力が無いようだ。
視聴者に近い立場に立つべきではないということを意味しているのだろう。
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